ジャパニーズ・グラフィティⅡ〜坂本九メモリアル〜

ポップス・ジャズ
グレード:
07:40
最終更新: 2025年10月1日

作曲者・編曲者

編曲: 横内 章次

解説

《ジャパニーズ・グラフィティⅡ ~坂本九メモリアル~》は、戦後日本のポピュラー音楽を代表する歌手 坂本九 のヒット曲を吹奏楽でメドレーにした作品です。
編曲は横内章次。人気シリーズ「ニュー・サウンズ・イン・ブラス」第23集に収録されています。

坂本九の歌声で知られる名曲を吹奏楽ならではの厚みと華やかさで再現しており、コンサートのポップスステージにぴったりの一曲です。

坂本九と日本ポップス史

1950年代末から60年代にかけて、日本ではロカビリーやグループ・サウンズの流行を経て、独自の和製ポップスが誕生しました。その中心にいたのが 坂本九(1941-1985) です。

特に1961年にリリースされた「上を向いて歩こう」は、海外では「SUKIYAKI」というタイトルで発表され、1963年にはビルボード全米チャート1位を獲得しました。
これは日本の楽曲としては史上初であり、今日に至るまで伝説的な快挙とされています。

残念ながら、1985年の日航機墜落事故で突然この世を去った坂本九ですが、その歌声と楽曲は世代を超えて愛され続けています。
本作は、その代表曲をまとめた吹奏楽メドレーです。

演奏の特徴

坂本九の音楽は「歌心」が最大の魅力であり、本アレンジも “楽器で歌う” ことが重視されています。

  • 明日があるさ
    軽快なマーチ風のリズムで始まる明るいナンバー。サックスの16分音符でテンポをつかみ、全体を元気よく運びます。

  • 素敵なタイミング
    ジミー・ジョーンズの楽曲を日本語でカバーしたヒット曲。コミカルなタッチで、低音と高音の掛け合いやサックス・セクションの動きが楽しい一曲。

  • 見上げてごらん夜の星を
    坂本九の代表的なバラード。ユーフォニウム、アルトサックス、トランペットなどのソロが美しく響きます。テンポ変化が多いので合奏全体の呼吸が重要です。

  • 上を向いて歩こう
    世界的に知られる名曲。テナーサックスのソロから始まり、後半はスウィング調に転じて大きく盛り上がります。エンディングは明るく力強く締めくくります。

収録曲一覧

  1. 明日があるさ
  2. 素敵なタイミング
  3. 見上げてごらん夜の星を
  4. 上を向いて歩こう

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